どんぶらアニマル さんぽ道

CBR250RR(MC22)とNSR80(HCO6)とAPE50(AC16)を中心とした備忘録。

CBR250RR(MC22)のフロントフォークのオーバーホール:分解編

ステムベアリングの調整のついでにフロントフォークをオーバーホールする。
実は先週もステムベアリングと同時進行で予備に買ってあったフロントフォークを分解しようとしていたけど、ボトムケースの底のナットが空回りして取れなかった。今日はその続き。

用意するもの

・インパクトレンチ
・6mmのロング六角レンチ
・17mmの六角ソケット(か17mmの高ナット)
・廃油保管用ペットボトル
・ジョウゴ
・ラスペネ
・(大量の)パーツクリーナー

ボトムケースの底のナットが外れない問題

前回は6mmの六角レンチを差し込んでメガネを通して回してた。片側のフォークは抜けたけど、片側は中の部品も一緒に回って全く緩まない。インパクトレンチの気持ちになって勢いよく回したりしたけどダメだった。
フロントフォークの分解:ボトムのボルトが抜けない

そこで何かいい方法は無いかとネットを徘徊していたらアマゾンでトネのインパクト「トネ(TONE) エアーインパクトレンチ AI4161 差込角12.7mm(1/2") レッド 570N・m」がタイムセール55%オフで約1.5万円になってるのを発見。ポチった(が、後で調べてみるといつも1.6万位で売ってて。。。)。合わせてヘキサゴンソケットのロングの安いセット「3/8 ロングヘックスビットソケット セット 6角レンチ 3mm 4mm 5mm 6mm 8mm 10mm ヘキサゴン ヘックスビット ソケットセット」(インパクト用じゃない)も発注。
フロントフォークの分解:ボトムのボルトをインパクトで抜く

それほど必要になる状況は多くないけど、あればよかったと思ったことは何度もあるので、他には使いようのないフォーク用の周り止めの工具を買うよりは良いと思って買ってしまった。
 
インパクトに変換ソケットを挿すという禁則行為ために12.7mmと9.5mmの変換を探すも行方不明。
エイプでホームセンターに行って買ってきた。KTCしか置いてなくて高かった(これもインパクト用じゃない)。
フロントフォークの分解:12.7mm 9.5mm変換ソケット
 
で、ほんとにアッという間に取れた。2秒くらい?インパクトはこれで終了。
フロントフォークの分解:インパクトでボルトが抜けた

取れなかった理由が分かった。液ガス使ってる。。。ダメでしょ。ケースかボルトに問題があって漏れるのか、銅ワッシャを再利用したからなのか?とても気になる。
フロントフォークの分解:ボルトに液体ガスケットが使われてた

フロントフォークの分解

ボトムケースのボルトが取れたので、そこからオイルを抜くとヘドロ臭い液体が出てきた。できるだけ多く抜くためにフォークを垂直にしてインナーを上下にシュポシュポ動かす。
フロントフォークの分解:オイルを抜く
ちなみにバットはセリアで買った100円のプラスチック製。
 
抜いたオイルはNSRの廃油が入ったペットボトルに継ぎ足して廃油処理を待ってもらう。
フロントフォークの分解:オイルを抜く2
ちなみにジョウゴはダイソー。
 
予備のフォークなので車体につけたままトップのナットを緩めるわけにもいかなかったのでこれまた予備に買ってあったトップブリッジに取り付けて緩めた。高ナットは先っぽの角が面取りされてるのが気になったので普通にソケットを用意した。12.7mmのハンドルは駐輪場に置いてきたのでモンキーで。その前にキャップにいつものラスペネしといた。とりあえず、今は緩めるだけでキャップは取らない。
フロントフォークの分解:トップキャップが回らない

手でもいいんだけど、セリアで買った「カーボン強化ヘラ」があったのでこれでシールを外す。
フロントフォークの分解:ダストシールを外す

インナーやボトムケースを傷つけないようにマイナスドライバでスナップリングを外す。
フロントフォークの分解:スナップリングを外す

トップのキャップを外して、フォークをひっくり返すとインナーの中からスプリング等が出てくる。写真に写ってないけどスペーサが最初に出てくる。
フロントフォークの分解:スプリングを外す

インナーを抜くにはスライドハンマーを使うような要領で、インナーを縮めた状態から勢いよく伸ばしてコツンとあてる。これを繰り返すと少しずつガイドブッシュとバックアップリング、オイルシールが抜けてくる。
フロントフォークの分解:オイルシールを外す

インナーを引き抜くと奥からオイルロックピースが出てくる。
フロントフォークの分解:オイルロックピースを外す

錆び混じりのオイルも出てきた。
フロントフォークの分解:錆が出てきた

奥底に汚れが溜まってる。
フロントフォークの分解:アウター内部の汚れ

パーツクリーナーを大量に吹き付けて汚れを取った。
フロントフォークの分解:ボトムケース内部の洗浄

全てのパーツをパーツクリーナーで洗浄。
フロントフォークの分解:パーツクリーナー
オイルやクリーナーで床が汚れるシチュエーションでは、通販で買ったときに入ってくる紙の緩衝材が役に立つ。荷物を受け取るたびに畳んで取っていたら小さい段ボールいっぱいのストックに。。。

今回投入する新品パーツたち。ここでボトムケースのボルトの銅ワッシャを忘れていることに気付いた。
フロントフォークの分解:交換するパーツ

エイプで今日2回目のホームセンターに買いに行ってきた。
フロントフォークの分解:銅ワッシャー
そして買ってきたサイズが間違ってた。六角が6mmなことに引っ張られて間違ってM6用を買ってしまった。必要なのはM8用。晩飯食べて再開しようとして気づいた時にはホームセンターは閉店してた。とりあえずパーツをまとめて今日はおしまい。明日に続く
フロントフォークの分解:いったん休止
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