どんぶらアニマル さんぽ道

CBR250RR(MC22)とNSR80(HCO6)とAPE50(AC16)を中心とした備忘録。

CBR250RR(MC22)にラジアルマスターと4PODキャリパーを付けた結果

前回、NISSINのラジアルマスターと4ポッドキャリパーに交換したので試走してみた。

ラジアルマスターに交換

 

試走の感想

仕事終わりで近所を30Km程度、時間は1時間半程度で車が多くてあまり気持ちよくは走れてないけど、交換前と変ったことははっきり分かった。

 

まずは、交換前に比べてレバーを弱い力で握るだけでギューッと止まれるようになった。これがマスターとキャリパーのどっちの恩恵かは分からない。半面、急な飛び出し等で慌ててこれまで通りに握ってしまうとフロントをロックさせてしまいそうで怖い。

 

そして、ブレーキの利き具合のコントロールがとてもしやすくなった。ワインディングを走ったわけではないのでコーナーでのコントロールはあまり試せてないけど、わかりやすかったのは停車時。停車時にフォークが縮んでカックンとならないように、止まる直前にブレーキを抜くときのレバーの緩め方がジワッと良い感じに緩めることができる。交換前は、ブレーキの利きを30~0%に緩めていくのに指先に集中してたけど、交換後は気を使わなくても5%刻みで思った通りに変化させられるような感覚。分かりやすくリニア感がある感じ。まあ、停止直前はいつもリアブレーキで止まるのでフロントを使うことはないんだけどわかりやすかったのはこのシチュエーションだった。これはラジアルマスターの恩恵なのかなぁ。キャリパーが大きくなって止める力に余裕ができたからかも知れないし、どっちかわかんない。

個人的にはワインディングでシビアなコントロールが必要なほど攻めないからブレーキのおかげで速くなるということはないと思うけど気持ちよくコントロールできるようになったのは良かった。

 

SC33のキャリパーのピストンは34mmと32mmなのでマスターのピストンは3/4インチ(約19mm)が適切と言われてるけど、PC40のマスターのピストン径11/16インチ(約17.5mm)との組み合わせでのレバーのストロークはこんな感じ。握ってない状態。

NISSINラジアルマスターのストローク

 

うっすらとパッドがディスクに押し付けられてる感じの状態。

NISSINラジアルマスターのストローク

 

強く握った状態。写真は指一本で押してるけど体重かけてグィーッと強く推してる。うっすら聞き始めるとこからザックリ20mm位引ける。いい感じに常用するポイントはもっと手前の10mmあたりにありそうだけど走ってるときはそこまで見てなかった。

NISSINラジアルマスターのストローク

あまり役に立つ情報じゃなかったなぁ。

 

パッドの引きずり

前回、組み上げた直後に押し引きした時にキャリパーが引きずられてジャリジャリーッって音がしてたのは、走って戻ってきたら無くなってた。音もしないし引きずってる感じも無くなった。交換前より軽くなった気がするけど、気のせいかも。

近いうちにフロントを持ち上げてホイールの回転を見てみよう。

 

フールド漏れの点検

とりえず、ひとっ走り後の点検。フールド漏れがないかの確認だけだけど、マスターのブリーダはOK。

バイクのブレーキフールドの漏れ確認

 

左右のキャリパーのブリーダもOK。

バイクのブレーキフールドの漏れチェック

 

左右のキャリパーのバンジョーも目視と下の方を触ってフールドが手に付かないか確認してOK。

バイクのバンジョーからのブレーキフールドの漏れ確認

 

左右のキャリパーのおしり(一番下の部分)に流れてきて溜まってないか触ってOK。

バイクのキャリパーからのブレーキフールドの漏れ確認

と思ってたけど、写真をよく見ると3本のトルクスボルトの真ん中のボルトの座面周りが光ってる。漏れてるのかぁ!?ボルトはフールドの経路には入ってなかった気がするんだけど、と思って更によく見てみるとボルトの上から流れてきているような光がっ!キャリパーを組み直しなの?明日にでも見直してみよう。。。

 

マスターのバンジョーもいろんなところを触ってみて手に付かないことを確認してOK。

バイクのバンジョーからのブレーキフールドの漏れ確認

 

マスターカップの蓋の周り、底のホースが繋がってる部分、マスター側のコネクタ周り等を見たり、触ったりしてOK。

バイクのマスターカップからのブレーキフールドの漏れ確認

 

レバーのプッシュロッドの周りは良く見えないけどなんとなくOK。

バイクのプッシュロッド周りのブレーキフールドの漏れ確認

 

 

暫くは、乗る前と後で毎回確認しよっと。

あと、もう一度エア抜きしときたいな。

 

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CBR250RR(MC22)のスクリーン固定ボルト

前回の洗車でスクリーン固定ボルトが無くなってることに気付いたのでその対応。

CBR250RR(MC22)のスクリーン固定ボルト

 

2年半前にカウルを衣替えした際に使ったアマゾンで買った[Happy Island] スクリーンボルト ウェルナット 5mm 【10セット/6色展開】 (ブラック)

一本は無くなり、

CBR250RR(MC22)のスクリーン固定ボルト


数本はゴムが割れてる。スクリーンのボルト付近が割れているものが多いのでスクリーンに優しいものをと思って選んだんだけど、あまり耐久性は無い模様。

CBR250RR(MC22)のスクリーン固定ボルト

 

2年半前に買ったあまりがあったので交換した。左は取り外したボロボロになったゴム(ナット)。

CBR250RR(MC22)のスクリーン固定ボルト

 

長持ちしなさうなので、洗車の時に確認するようにしよう。

 

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CBR250RR(MC22)のラジアルマスター化とブレーキキャリパーの交換:完成

前々回にフィッティングを確認したが再模索した上で、前回オーバーホール(というか単なる分解清掃に終わった)したラジアルマスターを組み付けてフールドを充填して完成させる。

NISSINラジアルマスターの取り付け

 

用意するもの

  • NISSIN ラジアルマスター一式 11/16インチ (PC40純正)
  • マスターオイルカップ(PC40用マスターに付いてきた中古品)
  • マスターシリンダーホース(PC40用マスターに付いてきた中古品)
  • ホースクリップ 2個
  • マスターシリンダーステー(PC40用 品番:45550-MKZ-J00)
  • ミラーホルダー(通常はマスターに付属してるので不要。NISSINミラーホルダー ブラウン 品番:65822)
  • DOT4ブレーキフールド(二輪用 500ml)
  • クラッシュワッシャー 3個(マスター側のホースを付け直すから)

 

エア抜き用工具関係

  • 8mmのメガネレンチ
  • エア抜き用ホース 30~40cm位
  • ペットボトル

 

フィッティングの再模索

最終確認なので、カップのステーや予備のクラッシュワッシャ、ブレーキフールド等を用意。

NISSINラジアルマスターの取り付け

マスターのカップを固定するネジ穴の部分が切り取られているので、NISSINのミラーホルダー ブラウン(品番:65822)を買った。

ステーは汎用がいろいろあるけど良さげなのは高かったり、いろんな形状があってどうしたら良いのか迷ってしまったので、400円とお安いCBR600RR(PC40)純正のフロントマスターシリンダーステー(45550-MKZ-J00)にした。ミラーホルダーのネジ穴がM10なのでステーの穴をリーマで拡張した。カップはマスターに付いてきた中古のブレンボなんだけどこっちの穴もちょっと小さかったので拡張した。

 

マスターをハンドルに付けるとホースに引っ張られてバンジョーボルトを入れにくいので、ハンドルに固定する前にホースを緩く繋いだ。

NISSINラジアルマスターにホースを取り付ける

写真の通りマスター側のホースの取り回しは、バンジョー上段に左、下に右のホースを入れて、上のホースが車体外側、下のホースが内側になるようにした。これは、上のホースの車体内側に行ける限度はスイッチにぶつかることで限界が決まってしまう。下のホースはスイッチにあたらないのでもっと内側に向けられるから。右のホースの余裕が少なかったけど、これで多少の余裕ができた。

 

マスターをハンドルに取り付けた状態のホースの取り回しはこんな感じ。

CBR250RR(MC22)のステンメッシュホースの取り回し

 

フォークが伸びた状態でのホースの状態はこんな感じ。余裕はあるけどもうちょっと余裕が欲しいかな。

NISSINラジアルマスターのホースの取り回し

なんかフェンダーが埃だらけだな。黄砂か?

 

横から覗くとこんな感じ。

NISSINラジアルマスターのホースの取り回し

 

カップのステーはPC40用なのでMC22に合うはずもなくカップが傾くのでモンキーでステーを掴んで曲げたり捩じったりして水平になるようにした。

NISSINラジアルマスターのカップの取り付け

この状態だとマスターのブリーダの上にステーがあってブリーダを使えないのでフールドを入れる時はステーのボルトを緩めてカップを移動しといた。カップからのホースをコネクタに挿してある箇所に合うホースバンドが無かったので今回はタイラップでギュッと締めておいたのは秘密。。。

 

フールドを入れてエア抜き

まずは、マスター周辺にフールドが漏れても良いように養生。

CBR250RR(MC22)のブレーキカップの養生

カップにはMAXまでなみなみとフールドを入れておく(写真ではちょっとしか入ってないけど)

 

で、車でもやってた原始的な方法でフールドを入れていく。車と違って一人でできるのが良い!まずは右キャリパーから。(注射器を使うとかいろいろあるけど機材が増える方が面倒に思う性格なのと、この作業も遊びでプロとは違ってそこまで時短を考えてないから)

CBR250RR(MC22)のブレーキフールド入れ

8mmのメガネをブリーダにセットしてホースを挿してペットボトルへ。ブリーダを回すたびにホースが回転してペットボトルがぐらぐらするのでしペットボトルはマスキングテープで車体に固定した。

 

で、みなさんご存じ

  • ブリーダを開く(45°位回す)
  • レバーを握る
  • ブリーダを閉じる
  • レバーを離す

を繰り返す。

このニギニギの繰り返しは、レバーを離してすぐにブリーダを開いたり、5秒位待って開くなど間隔を変えて試す。5秒位待ってブリーダを開いた方が効率よくエアが出ることがある。

で、フールドがブリーダから出てきたら、ちょっとパターンを変えて

  • レバーをギュッと握り続ける
  • ブリーダを勢いよくキュッと開く(レバーは勢いよく握り込まれる)
  • ブリーダを閉じる
  • レバーを離す

というのも途中で何度かやってみる。フールドの流速が早くなるので最初のパターンで取れない気泡が出てくる。

 

50回くらい繰り返したら最初のフールドが出てきた。

後は、カップのフールドを切らさないように、

  • ブリーダを開いて、レバー握って......を10回やるたびにカップを見る

という感じでカップ内のフールドの残量を確認しながら進めて、カップのフールドがMIN近くになったら継ぎ足す。うっかりカップのフールドが底をついてゴボゴボッって音がしたら最初からやり直しになるので。そういう自分もまたやってしまったのも秘密。。。

ブリーダから出てくる気泡が少なくなってきたら右キャリパーは一旦終了。

 

ペットボトルに溜まったのはこれくらい。まだマスター付近にエアがあるので右のホース内にフールドが概ね行きわたってればエアが入っててもOK。

CBR250RR(MC22)のブレーキフールド充填

 

左キャリパーに移る。右をやってる間に左にもフールドがだらだらと廻っていくので左は数回のニギニギでフールドが出てきた。写真では一回のニギで連なった3個の大きな気泡が出てるけど、こっちもニギニギの3回に1回位の頻度で3個の中の小さいやつが1個くらいしか出てこなくなったら一旦終了。

CBR250RR(MC22)のフロントブレーキのエア抜き

 

マスター本体に移る。マスター本体のブリーダにメガネとホース、ペットボトルを繋いでエア抜きする。ここまでくるとブリーダを閉じたままでニギニギするとレバーが固くなり(タッチが出てきて)、キャリパーがディスクを掴んでブレーキが効く状態になっていることがはっきりと感じられるようになる。

CBR250RR(MC22)のマスターのブリーダからエア抜き

ここは完全にエアが無くなるまでニギニギする。ニギニギ中にホースやバンジョー、キャリパーを軽く叩いてエアがマスターに上がってくるように促す。と言っても叩いた効果はあまり実感できない。フォークを縮めたり車体を揺らしたりする方が効果的な気がするがフールドがこぼれないようにカップの蓋をするのが面倒なのでやってない。

 

右キャリパー2回目。今回は微細な気泡も完全に無くなるまでしつこくやる。

CBR250RR(MC22)のブレーキフールドのエア抜き

 

左キャリパー2回目。これも完全に気泡が出なくなるまでやる。写真は撮ってなかった。

 

で、終わったところでペットボトルを見ると結構な量が溜まってる。実は、ニギニギ中にカップからゴボゴボッって音をさせてしまった。それでカップのフールドが空っぽになって最初からやり直したことと、各ブリーダで泡が出なくなってからもしつこくいろんなパターンでニギニギしてたから非出量が(異常なくらい)かなり多めになってる。

CBR250RR(MC22)のブレーキフールドのエア抜き

500mlの缶には1/4位しか残ってない感じ。使いすぎ。。。

なんでフールドに四輪用を使ったかというと、4輪と2輪で別の商品があると知らなくてDOT4であること以外何も考えずに買ったから。ホンダの説明によるとホースの材質や温度変化の違いから2輪用と4輪用は設計が違うらしいのでフールド交換の時には2輪用に変えようと思う。

 

おまけ

ブレーキフールドを充填したり、エア抜きをする際にレバー操作に合わせてブリーダを開いたり閉じたりする作業が不要になるというワンウェイバルブを買ってみた。

CBR250RR(MC22)のブレーキフールド入れ

が、マスターやホース、キャリパーのフールドが空っぽの状態では役に立たなかった。

 

というのもワンウェイバルブの中のスプリングが強くて最初のフールドが出てきたらそのフールドがワンウェイバルブを通らない。そりゃそうだ、バルブの手前の経路はほぼエアなのでエアを圧縮する力の方がフールドが通過するために必要な力より弱いから。

CBR250RR(MC22)のブレーキフールド交換のワンウェイバルブ

最初のフールドの滴がバルブの手前で止まったまま、ブリーダから何も出てこなくなった。フールドがホースやキャリパーに入っている状態であればうまく機能すると思うのでフールドの交換では役に立つんだろう。全作業が終わってホース類を洗うついでに、水道の蛇口にあててみたところ、結構水圧が高くないとバルブから水が出なかったことからも推測通りなんだろう。。。

 

試走

これから雨が降るらしいので試走は明日の夜かな。

押し引きをしてみた感じ、かなり引きずってて、ザーって言うかジャリジャリーッって音がしてる。イヤな音だけど中古パッドなので新品以上に馴染むのに時間がかかるかも。

CBR250RR(MC22)のブレーキのエア抜き

 

レバーの感触は押し引きだと良く分からない。軽い力で効くというのは本当みたい。ちょっと力を入れただけでガツンと止まる。まあ、押し引きレベルでの話しだけど。

ひとっ走りしたら引っかかってたエアが移動するかもしれないので、走った後でマスター、右キャリパー、左キャリパーの順でエア抜きした方が良いかも。

翌日試走してみた

 

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NISSINラジアルマスターのオーバーホール

前回、マスターとキャリパーを交換する如く、フィッティングの確認をした。キャリパーのピストン径に対してマスターのピストン径が小さ目なので、使ってみた結果、マスターを変える可能性があるのにマスターの中の状態を見るとシール類を交換したくなってしまいそうだったのであえて分解しないで進めることにしてた。でも仮組してみて、綺麗にしてないと漏れなどのトラブルが起こった時にどこが原因か見分け辛くなるのでやっぱり分解清掃することにした。使ったラジアルマスターはCBR600RR(PC40)純正でピストン径は11/16インチ(約17.5mm)。カップのステーを付けるボルト部分が切り取られているのでNISSINの汎用のキャップに変えてある。

CBR600RR(PC40)のラジアルマスター

 

用意するもの

  • CBR600RR(PC40)純正ラジアルマスター
  • スナップリング(サークリップ)プライヤー
  • シリコングリス
  • 汎用グリス

 

分解

カップにつながるコネクタは水平方向に回転するはずなんだけど全く動かなかった。これ以上力を入れると折れそうってくらい力を入れても回らなかったのでここから分解。

ダストカバーを外して、サークリップを外す。(サークリッププライヤーが行方不明になったので細いラジペンで代用)

NISSINラジアルマスターのコネクタを分解

で、コネクタを引いても回してもビクともしない。。。とりあえず後回し。

 

ピストン側を攻めてみる。プッシュロッドはブーツで保持されているだけなので引っ張るだけでロッドとブーツが外れる。

NISSINラジアルマスターのオーバーホール

 

ピストンを抜くにはピストンを止めてるサークリップを外す。ピストンの向こう側にはスプリングが入ってるのでサークリップにはピストンが飛び出してこようとする力がかかってるので、ちょっと外しにくい。

NISSINラジアルマスターのピストンを抜く

 

抜けた。ピストンのシールはまだまだ大丈夫そう。

NISSINラジアルマスターのピストンを抜く

 

再度、コネクターに挑戦したら抜けた。

NISSINラジアルマスターのコネクターを抜く

Oリングが粉吹いたみたいになってた。やっぱり中古品の分解清掃は必須だなぁ。

 

中を見てみるとちょっと汚れてる感じ。

NISSINラジアルマスターのコネクタを抜く

 

シリンダーの方は入口の縁が汚れている程度で問題なさそう。

NISSINラジアルマスターのピストンを抜く

 

 

組み立て

ピストンを組み立てる。シリンダーをパーツクリーナーと綿棒で念入りにお掃除して、最後にホコリが残らないようにパーツクリーナーで流す。で、スプリングをシリンダーに入れる。

NISSINラジアルマスターのピストン組み立て

 

ピストンのシールがスムーズにシリンダーに入るようにうっすらとシリコングリスを塗って、

NISSINラジアルマスターのピストン組み立て

 

ピストン入れて、

NISSINラジアルマスターのピストン組み立て

 

防錆の為にラスペネしたサークリップを

NISSINラジアルマスターのピストン組み立て

 

ピストンを押し込みながらサークリップを入れる。

NISSINラジアルマスターのピストン組み立て

サークリップが溝にきちんと入っていることを確認。

 

内部にゴミが入るのが嫌なので先にコネクタを組み立てる。

コネクタのOリングにもうっすらとシリコングリスを塗って

NISSINラジアルマスターのコネクタ組み立て

 

一番奥に入れて、

NISSINラジアルマスターのコネクタ組み立て

 

コネクタを入れて、

NISSINラジアルマスターのコネクタ組み立て

 

サークリップを入れる。

NISSINラジアルマスターのコネクタ組み立て

後は、ダストカバーをしてコネクタ部の組み立ては完了。コネクタは回転するようになった。

 

ピストン側に戻って、プッシュロッドと受け側にグリスを塗って嵌めて、

NISSINラジアルマスターのプッシュロッド組み立て

 

ブーツを付ける。

NISSINラジアルマスターのプッシュロッド組み立て

ブーツは写真の奥側を先に下まで押し付けてから手前を押し込むと入れやすい。手前側を先にはめてしまうと奥側がなかなか下まで入らなかった。

 

ブリーダを洗浄する。ブリーダ内部もだけど、漏れの原因になるので先端のテーパの汚れやゴミは丁寧に除去する。

NISSINラジアルマスターのブリーダ組み立て

 

本体にブリーダを取り付ける。取り付ける前に本体側の穴の奥のブリーダのテーパが当たる部分は特に念入りに掃除する。

NISSINラジアルマスターのブリーダ組み立て

 

最後にレバーを取り付ける。ボルトとボルトの入るブッシュにグリスを塗って、

NISSINラジアルマスターのレバー組み立て

 

ボルトを締めて、裏側の共締めナットを締めて完成。

NISSINラジアルマスターのブレーキレバー組み立て

 

レバー自体もグリスアップする箇所が幾つかあるんだけど、圧入されてるブッシュを抜かないとアクセスしにくいのでブッシュ周辺をパーツクリーナで洗って、ダイヤル部などは触らなかった。

 

次回こそ、フィッティングを見直して、リザーブカップとブリーダを取り付けてフールドを入れる

 

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CBR250RR(MC22)のラジアルマスター化とブレーキキャリパーの交換

前回オーバーホールしたキャリパーとホースなどの他に用意したパーツのフィッティングを確認する為に仮組をして不足パーツや買い直し分を発注するつもりだったんだけど、仮組をしてみたら追加発注の必要が無さそうだったのでそのまま組み上げた。

CBR250RR(MC22)にラジアルマスターを取り付け

 

用意するもの

  • ブレーキマスター 1セット(品番:多分PC40純正ラジアルマスター)
  • ブレーキキャリパー 左右1セット(品番:SC33用キャリパー)
  • ブレーキキャリパーサポート(品番:Nプロジェクト 15101)
  • ブレーキホース 右用 1本(品番:DAYTONA 60591 650mm)
  • ブレーキホース 左用 1本(品番:DAYTONA 60591 700mm)
  • バンジョーボルト:ダブル 1本(品番:GOODRIDGE 993-03-32C)
  • バンジョーボルト:シングル 2本(品番:GOODRIDGE 992-03-32C)
  • ホースクランプラバー 4個(品番:GOODRIDGE GR3 内径7.5mm/外径14mm)

 

部品調達でトラブったのはバンジョーボルトのピッチ。シングルのボルトは1.25mmを買ってたのに、なんでかダブルは3/8インチを買ってた。今回使ったマスター、キャリパー共にピッチは1.25mmなので買い直した。全て強度優先でステンレスを選んでたので2000円もしたのに。。。

 

マスター、キャリパー、ホースを仮組

ホースの取り回しを確認する為に仮組をする。殆ど写真を撮り忘れてしまった。

今日はフィッティング確認だけで元に戻す予定だったので元のマスターはハンドルから外してエアが入らないように除けておくだけにして、新しいマスターを取り付けた。

CBR250RR(MC22)にラジアルマスターを取り付け

分かりにくいけどレバーが2本あって、左の黒いのがラジアルマスターのレバーで右の赤黒いのがMC22純正マスターのレバー。ホースはワッシャーを入れずに軽く繋いでみた。

 

ホースのバンジョーは片側はストレート、反対側は21°になってて、90°のひねりが入ってるデイトナのタイプDを買ってある。(買ったのが2年半前なので、なんでこれにしたか忘れてしまったけど、何かでMC22用となってるのを見たはず)

キャリパー側に曲がってるバンジョーを付けた時にねじれ等を含んだ状態でマスター側にバンジョーの(裏表なんてないんだけど)裏表どっちを上にするかが分からなかったのと長さが丁度良いのか不安だった。

メッシュのホースは硬くてちょっと捻じれてるだけでもボルトを入れにくい。マスター側を接続してからキャリパーに繋ごうとしたらこんな感じでボルトが斜めになって入れにくかった。

CBR250RR(MC22)のキャリパーにホースを繋ぐ

ムリしてグリグリやるとネジ穴を痛めてしまうので一旦キャリパーをサポートから外して、バンジョーボルトを仮止めして、またキャリパーをサポートに戻した。

 

ホースクランプは純正を利用し、ホースクランプのゴムはグッドリッジに交換した。

CBR250RR(MC22)のフロントブレーキキャリパー交換

 

ホースクランプラバーは切れ目が無くて、そのままではホースに入れるのが面倒そうだったので一か所カッターで切ってホースに被せるように装着した。どう切ったのか見えにくいけど一ヶ所縦にスパッと。。。

CBR250RR(MC22)のブレーキホースクランプ

クランプステーは錆び錆びだなぁ。

 

キャリパーのオフセット確認

オフセットが気になってたので取り付けて確認してみた。左右共にほぼキャリパーの真ん中あたりにあるので問題なさそう。

CBR250RR(MC22)のキャリパーのオフセットを確認

 

ホースの取り回し確認

一番懸念してたのがマスターから出たところのホースの取り回し。MC22純正はマスターから垂直にホースが下りてる。

CBR250RR(MC22)の純正マスターのホースの取り回し

 

NISSINのラジアルマスターは水平に出る。

CBR600RR(PC40)のラジアルマスターのホースの取り回し

で、ハンドルを左にフルロックすると案の定、左キャリパーのホースがリレーをグリッと押しのけた後、メータにグリグリ押し付けられる。。。

 

ホースの取り付け方向を変えたり、長さの余裕を持たせる位置を変えたりして試してみた。バンジョーボルトを抜いてホースが45°位で下がるようにしてみると良さそうな気がした。

CBR250RR(MC22)のラジアルマスターのホースの取り回し

が、それには45°のバンジョーボルトを買い足す必要があり、これが高い!垂直に下ろす方法も考えられるけど真下にアクセルワイヤーがあって(試してないけど)うまくいきそうにない。

ここで気が付いた、というか忘れてたのがホースの固定。純正はステムの下に固定されてる。こんなことにすぐ気付かないなんてポンコツだなぁ。同じような場所に針金で止めてみたら多少ぶつかるも何とかなりそうな感触。

CBR250RR(MC22)のステンメッシュホースの取り回し

 

古いキャリパの取り外し

特に買い足すものも無さそうな兆しが見えてきたので本格的に取り付けることにして、古いキャリパーを取り外す。

まずはリザーブを空にしないと面倒なので、片側のキャリパーのブリーダにホースとペットボトルを繋いでレバーをキコキコ握る。

CBR250RR(MC22)のブレーキフールドを抜く

普通はブリーダを開いてレバー握って、ブリーダを閉じてレバーを離すというのを繰り返すんだけどレバーをハンドルから外してるのでマスターを支えながらレバーを動かさないといけなかったのでブリーダは開きっぱなしでレバーを50回くらいキコキコした。

 

ペットボトルのフールドが増えなくなったのでマスタを開けてみた。

CBR250RR(MC22)のブレーキマスターを分解

ダイヤフラムが潰れてる。

本来こうなってるべき。

CBR250RR(MC22)のブレーキマスターの分解

フールドの減少とか温度変化とかでなったのかなぁ。

 

概ねフールドは無くなってたので、角にちょびっと残ってる分をキッチンペーパで吸い取る。

CBR250RR(MC22)のブレーキマスターを分解

 

奥まってて、毎度取り付けが苦手なステムの下に付いてるホースクランプを外す。見にくいけど奥の方のソケットが刺さってるボルトを抜く。ハンドルを右にフルロックしておくとアクセスしやすい。

CBR250RR(MC22)のブレーキホースの取り外し

 

マスターをハンドルから外したままではバンジョーボルトがゆるまなかったので一旦ハンドルに取り付けた。バンジョー周りからフールドが垂れてもいいようにホース周りにボロ布とキッチンペーパで養生。

CBR250RR(MC22)のブレーキホースの取り外し

 

バンジョーボルトを外したけど運よくフールドは垂れてこなかった。

CBR250RR(MC22)のブレーキホースの取り外し

 

キャリパー側は繋いだまま、ホースを下から抜き取る。その際にドボッとフールドが出ないように簡易的にバンジョーをマスキングテープでグルグル巻き。ホースの中にはフールドがたっぷり入っていて完全には漏れを防げないけど、バンジョーをホースより下にしなければ漏れない。万一ホースが傾いてしまったときに一気に漏れないようになってれば対処できるのでこれで良し。フールドは塗装を犯すので慎重に。

CBR250RR(MC22)のブレーキホースを取り外す

 

うまいこと外れた。

CBR250RR(MC22)のブレーキキャリパーを取り外した

 

以上で古いマスターとキャリパー、ホースを撤去完了。

 

新しいマスターとキャリパーを本組

新しいマスターにはブレーキスイッチが付いてなかった。

CBR250RR(MC22)のブレーキスイッチ

 

なのでMC22純正マスターに付いていたスイッチを外してきて取り付けた。いろんな種類があるらしく、合わないかもと心配していたが問題なく付いた。バンジョーボルトにはワッシャーを3枚入れて本締めの準備をしとく。

CBR250RR(MC22)のブレーキスイッチ

 

マスターをハンドルに取り付けて、ホースをステムのクランプに通す。クランプのラバーはグッドリッジを2個使った。

CBR250RR(MC22)にラジアルマスターを取り付け

 

キャリパー側もワッシャーを2枚入れて、こっちは取り回しの工夫のしようがないので本締め。

CBR250RR(MC22)のブレーキキャリパーを交換

 

マスター側のバンジョーは外側(右方向)に目いっぱい引っ張るように固定したらいい感じになった。こんな感じでかなり外側に向いてるけど、車体の外にホースが飛び出すようなことにはなってない。

CBR250RR(MC22)のステンメッシュホースの固定

 

ハンドルをフルロックまで左右に動かしたり、フォークを伸ばしたりしてホースの余裕を持たせる位置を調整して許容範囲かなということまで来た。暗くて見えないぁ。。。

リレーを軽くかすめて、ちょっとメータにあたるけどこれくらいなら問題ないんじゃないかと。車庫入れ位でしかフルロックはしないし。

これ書いてて思ったけど、ホースを外側じゃなくて内側に向けた方が良いのかも。クラッシュワッシャーの予備はあるので次回試してみよう。

 

気になったこと

マスター本体がメータやカウルに当たらないか気になってたので確認。メータは水温計のあたりが一番近くなるがギリ当たらない。

CBR250RR(MC22)をラジアルマスターに交換

 

ブレーキレバーがアクセルワイヤーのナットにあたる。

CBR250RR(MC22)をラジアルマスター化

でも、フールドを入れたらここまで握り込む前にレバーが止まるんじゃないかと思う。多分。

 

レバーを下向きにできる限界がキルスイッチの下から出てるこのケーブル。これにマスターぶつかって制限される。

CBR250RR(MC22)にラジアルマスターを取り付けた

まあ、そこまで下げることはないと思うけど乗ってみて考えよう。

 

ブレーキレバーをこれくらい下げると、キルスイッチより先にブレーキホースとアクセルワイヤーがぶつかった。乗ってみないと分からないけどここまで下げないと思う。多分。

CBR250RR(MC22)のラジアルマスターの干渉

 

ホースの長さは700mmと650mmを使ったけど、これは純正マスターを使う場合の長さなんじゃないかと思う。今回使ったラジアルマスターだとホースの接続位置がMC22純正マスターより外側(車体右寄り)になることと、ホースが水平に出ることで突っ張るほどではないけどちょっと窮屈な感じになった。それぞれ50mm位長いものの方が良いかも。

 

レバーが長い、気がする。が、こんなもんなんだろう。

CBR250RR(MC22)にNISSINラジアルマスターの取り付け

 

 

今日はここまで。次回、フィッティングを再度見直して、リザーブカップとブリーダを取り付けてフールドを入れる予定。だったけど、予定を変更して、ラジアルマスターをオーバーホールした

 

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CBR250RR(MC22)のブレーキキャリパーを4PODにしてみたい

純正の2PODから4PODにするとどう変わるのか試してみたくて、CBR900RR(SC33)のキャリパーをポチッった。ずいぶん前にCBR600RR(PC40)の純正と思われるラジアルマスターもポチってあった。マスターのピストン径が11/16インチとなっているので約17.5mm。SC33のキャリパーのピストンは34mmと32mmなのでマスターのピストンは19mmが適切とされているが、とりあえずこれでどうなるか試してみる。

 

用意したもの

  • CBR900RR(SC33)のフロントキャリパー
  • NプロジェクトのNewキャリパーサポート(品番:15101)
  • パッドグリス

 

SC33のキャリパーオーバーホール用パーツ

  • シールセット(品番:06451-MA7-405 4セット)
  • シールセット(品番:06451-961-405 4セット)
  • シールジョイント(品番:45103-MR7-006 2個)
  • ブリーダキャップ(品番:43353-461-77 2個)
  • ハンガーピン(品番:45215-MAS-E01 4本)
  • トルクスボルト8x35(品番:90107-MAS-E01 4本)
  • トルクスボルト8x40(品番:90108-MAS-E01 4本)

 

工具

  • トルクス #45

 

下調べ

まずは、MC22に使えそうなキャリパーの条件を調べてみたところ、市販のMC22用サポートにはキャリパーのピッチが62mmのNSR、CBR他多数の純正と同じものと40mm等のブレンボ用があるらしいことが分かった。純正流用かブレンボの2択ということみたい。

ブレンボを買うならローエンドは避けたいので結構高価になってしまうのと、NISSINは作りもよさそうで必要十分だろうし、どうせなら日本メーカをと思ってNISSINを流用することにした。

となるとサポートに要求することはフォーク側のピッチが80mmでキャリパー側が62mmとなり、ググってみるとNプロジェクトのNewキャリパーサポート以外見つけらなかった。どこも品切れで売ってるとこはNAPS以外に見つからず。なんでNAPSでしか売ってないのかと調べてみてNプロジェクトがNAPSのプライベートブランドだと知った。もうこの品番は需要が少なくてどこも扱わなくなったのかなぁと思いつつ、他に無ければ仕方ないのでNAPSでポチッた。

 

次にキャリパーを選ぶためにポンプとの組み合わせを調べ始めると以下の2つのサイトに車種ごとのキャリパーとポンプのピストン径が載っていたので参考にさせてもらった。


 

持ってるポンプが17.5mmなので32mmと30mmの組み合わせのNC39やRC30、PC35あたりがいいなぁとヤフオクを眺めてたんだけど落札金額は安定の9千円前後。程度がよかろうが悪かろうが素性の分からないキャリパーはオーバーホールするので落札後の部品代もそこそこかかるからちょっと高いなぁと思ってた。1週間ほど眺めてたらSC33のキャリパー(予定より大きい34mm+32mm)が安く出てたので入札してたら誰も参加せず5千円弱で落札できたのでこれを試してみることにした。

 

取り付け確認

キャリパーとサポートが揃ったので、キャリパーのオーバーホールに使うパーツを発注する前にホントに付くのか現物合わせしてみた。

CBR250RR(MC22)にSC33のキャリパーを取り付け

問題なく付いたのでSC33用のキャリパーの部品を発注した。オフセットは多分大丈夫でしょう。多分。

 

ちなみにサポートは良く見る赤いパッケージではなくビニール袋のバルク品のような包装だった。

Nプロジェクト 15101 Newキャリパーサポート CB400SF CB750

 

CBR900RR(SC33)用キャリパーのオーバーホール

分解からだけど、ボルトが錆び錆びなのでボルトが回るか試すこともなくラスペネ噴いてしばらく放置。

CBR900RR(SC33)用キャリパーのオーバーホール

 

分解にはトルクスの#45が必要。大きいトルクスは必要になるたびに買い足してたけど面倒になったのでアマゾンでトルクスビットのセットを買った。

フロントキャリパーの分解に使うトルクス

 

ラスペネのおかげで?難なく分解。

CBR900RR(SC33)用キャリパーのオーバーホール

 

念のため、ピストン径を身体測定。大きい方が34mm、小さい方が32mm。SC33用で間違いなさそう。

CBR900RR(SC33)用キャリパーのピストン径

CBR900RR(SC33)用キャリパーのピストン径

 

外せるものは全部外して、

CBR900RR(SC33)用キャリパーのオーバーホール

 

キャリパー本体をmonotaroの漬け置きタイプパーツクリーナで煮込む。

CBR900RR(SC33)用キャリパーを洗浄

 

ピストンは結構錆びてるので煮込んでる間にメタルコンパウンドで磨く。

錆びたキャリパーのピストンを磨く

 

ちょっと磨いてみたところ錆が深いことが分かりがっかり。

ブレーキキャリパーの錆びたピストンを磨いた

 

新品に変えようとwebikeでパーツを買い物かごに入れたら結構なお値段であることを再認識。前回の発注時に、ピストン以外のパーツだけでも1万以上かかり、ピストンを入れると3万位になるので再利用しようと決めてたんだった(アルミピストンも買い物かごに入れては戻ししてた)。おとなしく作業場に戻って磨きを再開した。

で、指で撫でてみてでっぱりが無くなるまでメタルコンパウンドのみで磨いた結果。結構虫食いがあるけど、多分ダストシールにはあたってもオイルシールにあたるほど奥の方ではなくて漏れることはないんじゃない?と思ってよいことにした。本来は交換しないとオーバーホールとは言えないなぁ。。。

ブレーキキャリパーのピストンを磨いた

 

煮込み終わったキャリパーはシールの溝を中心に清掃。フールドの経路にもゴミが無いことを確認して完了。

ブレーキキャリパーの洗浄

 

で、組み立てる。ゴム類、ボルト全部交換する。ブリーダはNSR80用に買ってあったやつを使う予定だったけど発見できず。

ブレーキキャリパーのオーバーホールに使う部品

ブレーキキャリパーのオーバーホールに使う部品

 

シールをセットしたらピストンを入れやすくするためにシリコングリスをシールに薄く塗る。ブレーキフールドの方が良いのかな?

ブレーキキャリパーにピストンを入れる

 

本体の組み立て完了。

ブレーキキャリパーの組み立て

 

パッドのピストンが当たる部分にパッドグリスを塗って、(ちょっと塗る量が多すぎた)

ブレーキパッドにパッドグリスを塗る


キャリパーに装着して完成。

CBR900RR(SC33)用キャリパーの組み立て

CBR900RR(SC33)用キャリパーの組み立て

 

フィッテイングの確認に続く。

 

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CBR250RR(MC22)の燃料コックとプラグコード交換

燃料漏れの激しい今日この頃。自転車置き場がガソリン臭くて近所迷惑でもあるのでコックを交換する。

前回、プラグ交換した時にプラグコードがカチカチに固くなってたので、永井電子のコードを買っといた。タンクを下ろすついでにこれも交換する。

バイクのプラグコード交換

 

用意したもの

部品関係

  • 燃料コック(品番:16950-MV9-023)
  • 燃料ホース(品番:16955-KAZ-000)
  • 永井電子 ウルトラ シリコンパワープラグコード(品番:10886 )
  • NGKケーブルジョイント(品番:J1)
  • タングドワッシャー(品番:16090-KAZ-000)
  • エアクリーナエレメント(品番:17210-KAZ-000)

 

工具関係

  • 携行缶
  • 耐油ホース
  • プラグソケットとレンチ

 

燃料コックの交換

状況確認

床には燃料が。(後でパーツクリーナで綺麗にしといた)

燃料コックからガソリン漏れ

 

カウルにも燃料の跡が。

燃料コックからガソリン漏れ

 

カウルの底はひどいことに。

燃料コックからガソリン漏れ

 

コックレバーの下にべた付いた燃料が。

燃料コックからガソリン漏れ

 

タンクのガソリンを抜く

全部は抜かなくてもいいけど、タンクを横向きにしたときにコックを外しても燃料が漏れてこないとこまでは抜かなきゃならない。コックから抜くには、太い燃料ホースが必要だけど手持ちが見つからなかったので上から抜くことに。

こっちも長いホースが見つからなくてこんなことに。携行缶まで届かない。。。

タンクからガソリンを抜く

 

燃料コックを交換する

古いコックを外すのはおっきなボルトを緩めるだけ。外した中華コック。

燃料コックの燃料漏れ

ボルトが緩くなってたので、コック自体からではなく、取り付け部から漏れてたのかも。その割にダイヤフラムが入ってる部分の上も赤くなってるので、外見だけではどっちか判断しかねる。

 

このタンクは錆びてないはずだったんだけど、ストレーナに錆の粉が。天井が錆びてるのかな?

燃料コックのストレーナに錆びが

 

新しいコックを付ける。今回は虎の子の純正。

CBR250RR(MC22)の燃料コック交換

毎度、コックの向きが一発で決まらず、車両に乗せてコックレバーを付けるとレバーの位置がフレームのマークとずれる。今回は1発で良い感じになった。

 

プラグコードの交換

エアクリーナボックスを外す

例のごとくネジの多いエアクリーナボックスを解体していく。ファンネルが見えたらモノが入らないようにキッチンペーパを丸めて突っ込む。

CBR250RR(MC22)のダングドワッシャー

前回、今にも折れそうだったダングドワッシャーのツメがついに折れた。取れたのは2個だけだったけど、他も弱っててちょっと捻っただけで何個も取れた。振動でも折れそうな位弱ってたので、全部新品に交換する。

 

エアクリボックスの最後の土台を外すとファンネルも外れるので今度はキャブにキッチンペーパを突っ込む。

CBR250RR(MC22)のキャブの養生

 

古いプラグコードを外す

コードを交換するのに邪魔だったので、イグニッションコイルからコードを抜いてヒートガードラバーを外した。

CBR250RR(MC22)のプラグコード交換

 

ヒートガードカバーは砂などでとても汚れてたので水洗いしといた。

CBR250RR(MC22)のヒートガードラバー

 

コードはカチカチ。

CBR250RR(MC22)のプラグコード

 

プラグコードの取り付け

コードは永井電子のウルトラ シリコンパワープラグコード。

CBR250RR(MC22)のプラグコードを永井電子に交換

シリンダー番号のラベルが4気筒分、2セットとコードをまとめるホルダーが2個、プラグのターミナルキャップが4個入ってる。

 

永井電子の取説によるとラバーシールとキャップワッシャーは、元からついてたのもを使うとなってるが、30年モノだからかなかなか外れない。ゴム的にはまだ何とか使えそうな感じ。パーツリストの絵から判断できないんだけど、イグニッションコイルスペーサ(品番:30520-ML7-000)がこの2つのセットなのかなぁ?

プラグコードのラバーシールとキャップワッシャー

コードの細くなってる部分にシールがはまってることもあって外しにくくなってた。

とりあえず2個は外して、あと2個はNGKのケーブルジョイントから取り出したものを使う。キャップも2個はこれを使ってみた。シールは純正よりちょっと長いので純正が手に入できるなら純正の方が良さそう。

プラグコードのラバーシールとキャップワッシャー

ターミナルキャップよりこっちを付属しておいて欲しいんだけど、ライセンスとか大人の事情があるのかな?

 

プラグ交換の時と同じ方法でプラグを外し、ターミナルキャップを付ける。

CBR250RR(MC22)のプラグケーブルを交換

 

ちなみに焼け具合はこんな感じ。プラグ交換からの走行距離は330Km。

CBR250RR(MC22)のプラグの焼け具合

 

ターミナルキャップを付けたプラグに純正のプラグソケットを使ってはいけない。プラグを保持するゴムがコポッという音とともに奥に入り込んで、ターミナルキャップ無しのプラグも保持できなくなる。というかなった。なので、KALOLINNA スパークプラグレンチ 16mmを使う。

CBR250RR(MC22)のプラグ交換

 

KALOLINNAは短いがゆえに掴むとこが短すぎて手で回しにくい。

CBR250RR(MC22)の

 

プラグを付けて、ケーブルもプラグに挿し、ヒートガードラバーも戻した。

CBR250RR(MC22)のプラグコードを永井電子に交換

 

長すぎるコードをカットする前に接続を間違えてないか確認するためにエンジンをかけてみた。もちろん、キャブに詰めたキッチンペーパを取り除いて。キャブに残ってるガソリンで十分なので点滴は無し。問題なくレーシングできたのでキッチンペーパを戻して、コードをカットした。

CBR250RR(MC22)のプラグコードをウルトラに交換

ぴったりな長さにすると今後のプラグ交換でキャップを外すときにコードが突っ張って取り回しにくくなるかもと思い、少し長めに切った。

再度、エンジンをかけてみたが問題なかったので、エアクリーナボックスを組み立てる。今のエアクリボックスはネジがバカになってる箇所があったので交換。

CBR250RR(MC22)のエアクリーナボックス

分解する時、タングドワッシャーのビスにはネジロックが塗られてたので手持ちの243を塗って締めた。

 

燃料ホースは汎用品が付いてるんだけど、曲がり部分が潰れてるのが気になってた。

汎用燃料ホースの潰れ

 

タンクに錆が出てるようなので、純正のホースをカットして汎用ホースにも入れてたフィルターを入れといた。

燃料ホースにフィルターを入れる

 

ついでのエアクリーナエレメントも新品に交換。左が新品、右が今使ってるやつ。

CBR250RR(MC22)のエアクリーナエレメント

 

試走

今日は時間が無くて未走。

これ書いてて気づいたんだけど、ラジエータのピンを戻し忘れてる。。。

 

2024/3/18 追記

コックを交換したおかげで漏れは無くなった模様。まだバイクカバーの中にはガソリン臭が漂うけどキャブだからこんなものかな。

プラグコードに関しては、30Km位近所を走ってみたけど、始動性と5000rpm辺りの加速が良くなったようなプラシーボのような。音だけは低回転から高回転まで綺麗になった、気ががする。まあ、30年以上経過してカチカチになったコードの今後のトラブル回避が目的なのでこれで良いことにする。

 

おまけ

去年、通勤でかなり走ってたからか、リアタイヤを指でなぞってみるとセンターが減って台形っぽくなってる。悲しい。。。

CBR250RR(MC22)のリアタイヤ ダンロップα14

 

フロントは大丈夫みたい。

CBR250RR(MC22)のフロントタイヤ ダンロップα14

 

今の走行距離。72,703Km。

CBR250RR(MC22)の走行距離

 

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