前回、NISSINのラジアルマスターと4ポッドキャリパーに交換したので試走してみた。
試走の感想
仕事終わりで近所を30Km程度、時間は1時間半程度で車が多くてあまり気持ちよくは走れてないけど、交換前と変ったことははっきり分かった。
まずは、交換前に比べてレバーを弱い力で握るだけでギューッと止まれるようになった。これがマスターとキャリパーのどっちの恩恵かは分からない。半面、急な飛び出し等で慌ててこれまで通りに握ってしまうとフロントをロックさせてしまいそうで怖い。
そして、ブレーキの利き具合のコントロールがとてもしやすくなった。ワインディングを走ったわけではないのでコーナーでのコントロールはあまり試せてないけど、わかりやすかったのは停車時。停車時にフォークが縮んでカックンとならないように、止まる直前にブレーキを抜くときのレバーの緩め方がジワッと良い感じに緩めることができる。交換前は、ブレーキの利きを30~0%に緩めていくのに指先に集中してたけど、交換後は気を使わなくても5%刻みで思った通りに変化させられるような感覚。分かりやすくリニア感がある感じ。まあ、停止直前はいつもリアブレーキで止まるのでフロントを使うことはないんだけどわかりやすかったのはこのシチュエーションだった。これはラジアルマスターの恩恵なのかなぁ。キャリパーが大きくなって止める力に余裕ができたからかも知れないし、どっちかわかんない。
個人的にはワインディングでシビアなコントロールが必要なほど攻めないからブレーキのおかげで速くなるということはないと思うけど気持ちよくコントロールできるようになったのは良かった。
SC33のキャリパーのピストンは34mmと32mmなのでマスターのピストンは3/4インチ(約19mm)が適切と言われてるけど、PC40のマスターのピストン径11/16インチ(約17.5mm)との組み合わせでのレバーのストロークはこんな感じ。握ってない状態。
うっすらとパッドがディスクに押し付けられてる感じの状態。
強く握った状態。写真は指一本で押してるけど体重かけてグィーッと強く推してる。うっすら聞き始めるとこからザックリ20mm位引ける。いい感じに常用するポイントはもっと手前の10mmあたりにありそうだけど走ってるときはそこまで見てなかった。
あまり役に立つ情報じゃなかったなぁ。
パッドの引きずり
前回、組み上げた直後に押し引きした時にキャリパーが引きずられてジャリジャリーッって音がしてたのは、走って戻ってきたら無くなってた。音もしないし引きずってる感じも無くなった。交換前より軽くなった気がするけど、気のせいかも。
近いうちにフロントを持ち上げてホイールの回転を見てみよう。
フールド漏れの点検
とりえず、ひとっ走り後の点検。フールド漏れがないかの確認だけだけど、マスターのブリーダはOK。
左右のキャリパーのブリーダもOK。
左右のキャリパーのバンジョーも目視と下の方を触ってフールドが手に付かないか確認してOK。
左右のキャリパーのおしり(一番下の部分)に流れてきて溜まってないか触ってOK。
と思ってたけど、写真をよく見ると3本のトルクスボルトの真ん中のボルトの座面周りが光ってる。漏れてるのかぁ!?ボルトはフールドの経路には入ってなかった気がするんだけど、と思って更によく見てみるとボルトの上から流れてきているような光がっ!キャリパーを組み直しなの?明日にでも見直してみよう。。。
マスターのバンジョーもいろんなところを触ってみて手に付かないことを確認してOK。
マスターカップの蓋の周り、底のホースが繋がってる部分、マスター側のコネクタ周り等を見たり、触ったりしてOK。
レバーのプッシュロッドの周りは良く見えないけどなんとなくOK。
暫くは、乗る前と後で毎回確認しよっと。
あと、もう一度エア抜きしときたいな。
2024/04/28 追記
富士山一周して250Km位走った結果、がっくり。
ブリーダの根元に滲んでる。流れるほどではないけど、一か月もすれば垂れてきそう。左右のキャリパー、マスター全部滲んでる。もう1k近くで増し締めしたのでこれ以上は締められないし、中の座面をどうにかしないといけないかも。
2024/05/03 追記