燃料漏れの激しい今日この頃。自転車置き場がガソリン臭くて近所迷惑でもあるのでコックを交換する。
前回、プラグ交換した時にプラグコードがカチカチに固くなってたので、永井電子のコードを買っといた。タンクを下ろすついでにこれも交換する。
用意したもの
部品関係
- 燃料コック(品番:16950-MV9-023)
- 燃料ホース(品番:16955-KAZ-000)
- 永井電子 ウルトラ シリコンパワープラグコード(品番:10886 )
- NGKケーブルジョイント(品番:J1)
- タングドワッシャー(品番:16090-KAZ-000)
- エアクリーナエレメント(品番:17210-KAZ-000)
工具関係
- 携行缶
- 耐油ホース
- プラグソケットとレンチ
燃料コックの交換
状況確認
床には燃料が。(後でパーツクリーナで綺麗にしといた)
カウルにも燃料の跡が。
カウルの底はひどいことに。
コックレバーの下にべた付いた燃料が。
タンクのガソリンを抜く
全部は抜かなくてもいいけど、タンクを横向きにしたときにコックを外しても燃料が漏れてこないとこまでは抜かなきゃならない。コックから抜くには、太い燃料ホースが必要だけど手持ちが見つからなかったので上から抜くことに。
こっちも長いホースが見つからなくてこんなことに。携行缶まで届かない。。。
燃料コックを交換する
古いコックを外すのはおっきなボルトを緩めるだけ。外した中華コック。
ボルトが緩くなってたので、コック自体からではなく、取り付け部から漏れてたのかも。その割にダイヤフラムが入ってる部分の上も赤くなってるので、外見だけではどっちか判断しかねる。
このタンクは錆びてないはずだったんだけど、ストレーナに錆の粉が。天井が錆びてるのかな?
新しいコックを付ける。今回は虎の子の純正。
毎度、コックの向きが一発で決まらず、車両に乗せてコックレバーを付けるとレバーの位置がフレームのマークとずれる。今回は1発で良い感じになった。
プラグコードの交換
エアクリーナボックスを外す
例のごとくネジの多いエアクリーナボックスを解体していく。ファンネルが見えたらモノが入らないようにキッチンペーパを丸めて突っ込む。
前回、今にも折れそうだったダングドワッシャーのツメがついに折れた。取れたのは2個だけだったけど、他も弱っててちょっと捻っただけで何個も取れた。振動でも折れそうな位弱ってたので、全部新品に交換する。
エアクリボックスの最後の土台を外すとファンネルも外れるので今度はキャブにキッチンペーパを突っ込む。
古いプラグコードを外す
コードを交換するのに邪魔だったので、イグニッションコイルからコードを抜いてヒートガードラバーを外した。
ヒートガードカバーは砂などでとても汚れてたので水洗いしといた。
コードはカチカチ。
プラグコードの取り付け
コードは永井電子のウルトラ シリコンパワープラグコード。
シリンダー番号のラベルが4気筒分、2セットとコードをまとめるホルダーが2個、プラグのターミナルキャップが4個入ってる。
永井電子の取説によるとラバーシールとキャップワッシャーは、元からついてたのもを使うとなってるが、30年モノだからかなかなか外れない。ゴム的にはまだ何とか使えそうな感じ。パーツリストの絵から判断できないんだけど、イグニッションコイルスペーサ(品番:30520-ML7-000)がこの2つのセットなのかなぁ?
コードの細くなってる部分にシールがはまってることもあって外しにくくなってた。
とりあえず2個は外して、あと2個はNGKのケーブルジョイントから取り出したものを使う。キャップも2個はこれを使ってみた。シールは純正よりちょっと長いので純正が手に入できるなら純正の方が良さそう。
ターミナルキャップよりこっちを付属しておいて欲しいんだけど、ライセンスとか大人の事情があるのかな?
プラグ交換の時と同じ方法でプラグを外し、ターミナルキャップを付ける。
ちなみに焼け具合はこんな感じ。プラグ交換からの走行距離は330Km。
ターミナルキャップを付けたプラグに純正のプラグソケットを使ってはいけない。プラグを保持するゴムがコポッという音とともに奥に入り込んで、ターミナルキャップ無しのプラグも保持できなくなる。というかなった。なので、KALOLINNA スパークプラグレンチ 16mmを使う。
KALOLINNAは短いがゆえに掴むとこが短すぎて手で回しにくい。
プラグを付けて、ケーブルもプラグに挿し、ヒートガードラバーも戻した。
長すぎるコードをカットする前に接続を間違えてないか確認するためにエンジンをかけてみた。もちろん、キャブに詰めたキッチンペーパを取り除いて。キャブに残ってるガソリンで十分なので点滴は無し。問題なくレーシングできたのでキッチンペーパを戻して、コードをカットした。
ぴったりな長さにすると今後のプラグ交換でキャップを外すときにコードが突っ張って取り回しにくくなるかもと思い、少し長めに切った。
再度、エンジンをかけてみたが問題なかったので、エアクリーナボックスを組み立てる。今のエアクリボックスはネジがバカになってる箇所があったので交換。
分解する時、タングドワッシャーのビスにはネジロックが塗られてたので手持ちの243を塗って締めた。
燃料ホースは汎用品が付いてるんだけど、曲がり部分が潰れてるのが気になってた。
タンクに錆が出てるようなので、純正のホースをカットして汎用ホースにも入れてたフィルターを入れといた。
ついでのエアクリーナエレメントも新品に交換。左が新品、右が今使ってるやつ。
試走
今日は時間が無くて未走。
これ書いてて気づいたんだけど、ラジエータのピンを戻し忘れてる。。。
2024/3/18 追記
コックを交換したおかげで漏れは無くなった模様。まだバイクカバーの中にはガソリン臭が漂うけどキャブだからこんなものかな。
プラグコードに関しては、30Km位近所を走ってみたけど、始動性と5000rpm辺りの加速が良くなったようなプラシーボのような。音だけは低回転から高回転まで綺麗になった、気ががする。まあ、30年以上経過してカチカチになったコードの今後のトラブル回避が目的なのでこれで良いことにする。
おまけ
去年、通勤でかなり走ってたからか、リアタイヤを指でなぞってみるとセンターが減って台形っぽくなってる。悲しい。。。
フロントは大丈夫みたい。
今の走行距離。72,703Km。