どんぶらアニマル さんぽ道

CBR250RR(MC22)とNSR80(HCO6)とAPE50(AC16)を中心とした備忘録。

CBR250RR(MC22)のコックが回らない問題からタンクの錆取りへ

MC22を拾って帰ってる時にガス欠になり、リザーブに切り替えようとしても切り替わらなかった。コックがどうなっているか確認しようと、タンクを下ろしたらタンクの錆が凄いことになってた。

用意するもの

花咲かG タンククリーナー
投げ込みヒーター(無くても可)
燃料ホース 2mくらい( 無くても可)

強いやる気と根気(必須)

タンクの錆が。。。

コックを取り外すためにタンクを下ろし始めたところで、突如錆の惨状が見えてきてしまった。タンクを浮かせた時点で、パーツリストには無いフューエルエレメントがあり、凄い色になってるのが目に呼び込んできた。さらにタンクの裏側の錆も。

CBR250RR(MC22) ガソリンタンクを外す
 
下してみると、エレメントの底にはたっぷり錆が。
CBR250RR(MC22) ガソリンタンクの裏側の錆

コックを外すためにタンクのガソリンを抜く。ガソリンはコックの穴から携行缶に抜いた。キッチンペーパーでろ過しながら携行缶に移したが、移し終わった後のキッチンペーパー。

CBR250RR(MC22) ガソリンを抜いて出てきた錆

抜けきれなかったガソリンは、タンクをひっくり返してシェイクして吐き出させた。なかなか全部出なくて疲れた。

CBR250RR(MC22) ガソリンタンクから絞り出した錆

コックが回らない

コックのレバー側を分解してみた。錆が回って、経路切り替えの鉄球に錆がこびりついてスムーズに回ることができなくなって引っかかってた。中華コックみたいだし、ゴミ箱行き。あらためて中華コックをアマゾンで発注。

CBR250RR(MC22) 燃料コックの分解

 

タンクの錆取り

錆取りは工程が多くて何日もやってたけどほとんど写真を撮ってなかった。M8ナット50個入りを全部タンク内に放り込み、中性洗剤を入れて色んな向きにして念入りにガラガラと振り回して洗浄し、洗剤入れたまま数時間放置。

その後、また念入りに水洗い。ナットを取り出して、希釈した花咲かGと投げ込みヒータを入れて加熱。

CBR250RR(MC22) ガソリンタンクの錆取り
 
ヒーターは基板のエッチングに使うサンハヤトのヒータ。水温40度弱を維持する。これで3日放置。その後、ヒータを撤去し、キャップの穴をアルミテープでふさいでひっくり返して、2日放置した。

終始、できるだけ1時間に一回はタンクをゆすってた。で、時を飛ばして、いきなりタンクから抜いた花咲かG。真っ黒け。

CBR250RR(MC22) ガソリンタンクの錆取り後の花咲かG

タンクの中はと言うと。。。タンクを外した時は、まっ茶色に汚れてて分からなかったけど、洗浄をはじめた時にコーティングされていることに気づいてた。で、やっぱコーティングの下から錆が出て、コーティングが剥がれてる。奥の方はコーティング自体ができてなかったようにも見える。
CBR250RR(MC22) 花咲かGで錆取り後のタンク内部(底)

CBR250RR(MC22) 花咲かGで錆取り後のタンク内部(奥)

CBR250RR(MC22) 花咲かGで錆取り後のタンク内部(側面)

マイクロスコープ突っ込んでタンクの天井側を見てみた。画質悪いけど資料として上げとく。底側に比べて取れてない感じ。もともと上の方が空気に触れる時間が長いので錆がひどかったんじゃないかと思う。それと花咲かG入れて、ひっくり返した時はヒーター入れてなかったので温度が低く、Gの効果が薄かったのかも知れない。
CBR250RR(MC22) 花咲かGで錆取り後のタンク内部(上部、天井)

CBR250RR(MC22) 花咲かGで錆取り後のタンク内部(上部、天井)2
 
CBR250RR(MC22) 花咲かGで錆取り後のタンク内部(上部、天井)3
 

組み立て

このタンクをどうにかして使い続けるのも限界が見えてきたて、やる気スイッチがオフになってしまったので更に写真を撮らなくなってしまった。

アマゾンから届いたコックをタンクに取り付け、フューエルストレーナを新品に交換し、タンクを車体に取り付け。ガソリンを携行缶からタンクに戻して終了。しかし、タンクの取り付けは、カウルステーがボルトの邪魔をしてたり、タンクのボルト位置がフレームと会ってなかったりでかなり面倒だった。この対応はおいおいやってく予定。

CBR250RR(MC22) 錆取り後のタンク取付け

 

試走

深夜になったけど、とりあえず走れる状態になったので、試走に出たら家から1km位のところでガス欠。そして、コックはリザーブにしたままだった。そういえば携行缶からは感覚的に2、3L戻したつもりだったが、コックより低いところに溜まっただけだったみたい。

仕方ないので、バイクを置いて携行缶を取りに歩いて帰った。家からは車で携行缶を持っていき、給油後はバイクで家に帰り、また歩いて車を取りに行った。

給油のための行き来が終わって、あらためて試走に出た。タンク関係に不安を持ちながらも楽しい。動かなくなると困るので、家から2、3kmの範囲を網羅的に走り回って気が付いたらAM 3:00だった。夜は車も少なく、自由に走れるので慣れるにはいい時間だなぁ。

後日談

次の日、駐輪場に行ったら駐輪場全体がガソリン臭い。住民に怒られそう。。。タンク前方から滲み出して床にシミができてた。また、タンクから携行缶にガソリンを移す。
CBR250RR(MC22) 錆取り後のタンクのガソリン漏れ

 
で、滲み出してた箇所は前方の取り付けステーの溶接部分だった。錆もひどいし、過去にパテで埋めた形跡もある。花咲かGで錆が取れたので穴が拡大してしまったのだろう。これで、このタンクに対するやる気スイッチのオフ具合がカチカチに強固になってしまった。
CBR250RR(MC22) 錆取り後のタンクのガソリン漏れ箇所

ここを外からパテで埋めても再発しそうだし、中から処置するならコーテイングだけど、すでに施工されてるコーティングがあり、なおかつそれが剥がれている状態で再コーティングは無いなぁ。もう少し考えてみよう。
 
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