古いアンプやCDプレーヤの修理にはアナログテスターがあると便利なのでSANWA N-201を買ってあった。でも直流電圧、抵抗共に意味不明な値を示して全く使えない。
そんな子が2台もある。最初に手にした2号を修理してみる。
アナログにしても、なぜこんな古いテスターを選んだのか。測定対象とテスターのどっちが壊れてるかわからないじゃないかと思うところもあるけど、入力インピーダンスが高いものが欲しかったのと、なによりかっこいい!
用意するもの
・電解コンデンサ 25V 1uF(50Vの手持ちがあったので50Vを使った)
・単三電池 4本
観察
前の持ち主が抵抗を1個、燃やしたみたいでカーボン抵抗の合わせ技で置き換えられている箇所がある。
とりあえずロータリスイッチ周りの抵抗の抵抗値を測ってみたがそれなりの値だった。
手前の電池ボックスの上の段の単三電池のプラス側(右側)には接点のタブが付いた線を電池を入れつつ挟み込むようになってたが、取説にこのあたりの記述がないのでこれが正しい接続なのか不明。1号は赤いリード線だけでタブが無くなってた。
まずはコンデンサを交換しないことには始まらない。リードは粉吹いて、本体はちょっと膨らんでいる気がすがおもらしはしていない。電解コンデンサはこれ1個だけ。
マーキングに「ふ」とあるのがなんだか微笑ましい。
もう一個は「さ」?と書かれてる。なんだろ?
修理
25V 1uFが付いていたが手持ちには50V 1uFしかなかったのでこれに差し替えた。
動作確認
電圧を測ってみたらそれっぽい電圧になった!抵抗も測れた!
どっちも5%位低い値を示すけど、がぜんやる気になってきた。
調整には沢山ある半固定抵抗の意味を解読しないといけないだろうからまた今度。とはいえトランジスタは劣化してゲインが下がってたりノイジーだったりするかもなので外してチェックが必要かな。
1V、2Hzの矩形波を測ってみた。ほんとは正弦波を入れるつもりが間違えてた。。。
同じく10Hz。
とりあえずは、調整しなくてもアンプの修理で接触不良やトランジスタの不良は見れそう。
元のコンデンサはアキシャルリードなだけの普通の電解コンデンサなのだろうか?