滅多に裁縫なんてしないんだけど、たまに市販品を改造したり、袋を作ったりすることがあって、安いやつでそこそこのものをと思ってジャノメのコンパクトミシン sewD`Lite JA525を使ってた。5年位前?だったかに新品で6000円位だったと思う。
でも、パワーが無くてキルトバッグを作った時にポケットを付けるのに3枚重ねになるところでモータが止まる。キルト2枚重ねのところに肩紐を付けるときも止まる。2枚なら問題ない。多分そんな厚いものを縫うように作られてないのだろう。もしかしたら使い方の問題なのかもしれない。
最近は既製品のレッグバッグのベルトの長さを短くするのにカットして縫い直しをしたけど、ナイロンベルト3枚重ね部分はモータがうなって止まりそうになったり、裏糸の糸調子を調整しきれず、縫えはしたが裏糸はグチャグチャになってしまった。これは自分の技量不足感が強いけど。
直近では、レッグバッグのベルトを交換したいんだけど、JA525では思ったようにできない、もしくは技量の問題をミシンに責任転嫁してしまいそう。
直線とジグザグが縫えれば良く、あまり高くなくて今後買い替える必要の無さそうなものを物色。そして680型がやってくることになった。
機種選定
電子化されたもの、主要構造部に樹脂が使われているものは長期使用に不安があるし、修理も面倒なので除外。メーカは子供のころに実家や祖父が使ってた記憶のあるジャノメにした。はずみ車を手でエイっと回して足で踏んで遊んでたことや、「JANOME」って書いた缶の小物入れと、緑の柄のマイナスドライバが合った記憶が強い。他メーカもいいのだろうけど、選択肢が多すぎると調べるのが大変になるので。。。
で、ぐっと来たのが580と680。調べていたら、ハルママミシンさんがまとめてくれてるのを発見。
交換式のカムで模様をえらべるというメカニカルな仕組みにも興味をそそられた。記憶に残ってるのは580のような緑のやつ。カムなんて見た記憶が無いからこのシリーズではなかったのだろう。
580と680をヤフオクでウォッチして、程度のよさげな程よいジャンク出たので680をゲット。
届いてみると、しっかりとした操作感と質感で安心感が高い。やっぱりデザインも好み。
メンテ、というか外装を洗っただけ。。。
本体とフットスイッチは綺麗だけど、ケースの底の中は埃とオイルだらけで外側も長年染み込んだ汚れでバッチい感じだったので、いじる前に風呂に入れた。
本体と下のケースの分離は、背面の2か所を分解。
写真左の鉄の板は、ミシンを後ろに倒すと自動的にパカッと出てきて、後ろに倒れないように支えてくれる。なるほど。
上のケースも取っ手やフック類を外してしまおうとひっくり返したら、中にテーブルが入ってた。
全てのパーツを外し、防錆の為にいつものSL処理。
風呂に入って、外し忘れに気づいた。これは結構ナットが固くて手こずって、ラスペネを使った。
右側の底のバッチい感じのところは、接着剤が漏れてるのかと思ってたけど、溶けてた。どうも付属のドライバを高温に加熱して放り込んでできた跡見たい。これは気にしないことにする。
風呂を上がって、乾燥後に全部組み立てていったん終了。
古びて汚れてる感はあるけど、不衛生感はなくなってすっきりした。
が、ボビンケースが付いてない。買おうと思ってアマゾンを物色したが、ボビンケースにも垂直釜の全回転とは半回転とかあってイマイチ選定の自信がない。なのでジャノメにメールしてサイズ等、選び方を聞いてみた。ジャノメのwebサイトの最上部にメールアイコンがあったのでそこから問い合わせた。
とても親切にいろんなことを教えてくれて、アマゾンに適合する商品にサイズが書いてあるものがあると紹介された。
アマゾンのやつ1個と、ジャノメに純正も2個発注し、ものが届いてから身体測定してみた。
項目 | アマゾンの図の値 | アマゾンの現物 | ジャノメ純正 |
---|---|---|---|
外径 | 22.5 | 21.9 | 20.7 |
内径 | 20.5 | 20.9 | 20.8 |
高さ | 16 | 15.6 | 16.1 |
軸径 | 5.5 | 5.4 | 5.5 |
この差がどう影響するのか?一目見ただけで明らかにアマゾンのは良くない。左がアマゾン。右が純正。アマゾンは中に錆が浮いてたり、エッジ処理がガタガタだったり。
ちなみに、純正を直販で買うと費用は下記のような感じ。
ボビンケース(品番:532-504-003):660円(税込)+送料200円程度
郵便局の振込用紙が届くので、ATMで振り込んで手数料が150円。
あとは、実際に使ってみよう。