エンジンがかからない問題で発注してあったプラグがやってきたので見てみたところで?となった。右が今回発注したMC22対応品のDENSO IUH27。左は車用。ネジ径の違いは置いといて、車用はガスケットから下が全ネジになってるのに対し、IUH27は5mm位ネジ山が無く、外径が太くなってる。エンジンがかからない問題で抜いたプラグもこんな感じになってた。
これまで車のエンジンしか見てこなかったけど、どれもシリンダーヘッドの上面一杯までネジが切られてて、IUH27のようなネジが切られていない部分があるとネジ山を壊しながら入っていくことになるので気になって調べてみた。
後日の実際のプラグ交換はこちら。
プラグ穴の構造確認とネジ山が無い部分の深さの測定
予備のMC22のエンジンがあるので、こいつでネジ穴の部分がどうなっているのか見てみた。プラグホールが深くて肉眼ではよくわからなかったので昔aliexpressで600円で買ったスマホでも使えるUSBカメラを使った。
まずは(ほぼ)真上からの図。
プラグのガスケット(座金)が当たる部分が少し窪んで、その先にネジ山より太くてネジ山のない部分があって、その先にネジ山がある。
分かりにくいので角度を変えて見てみた。不鮮明だけどIUH27のネジ山が無い部分が収まる部分(黒く見える部分)の下に穴が細くなってネジ山が見える。なるほど、こんな作りになってるんだ。
ネジ山のない部分の深さを測ってみた。
8.8mm位。ノギスのボディが大きいのでプラグのガスケット(座金)が当たる部分からではなく一段高いところからの値なので8.0mm位が実際の深さになりそう。
プラグのネジ山が無い部分の長さの測定
今度はプラグ側を測ってみる。
だいたい4.4mm位。ねじ込んだときにプラグのガスケット(座金)がつぶれる分も考慮すると5.5mmから6.0mm位がヘッド内に入っていくと思われる。
ヘッド側の深さが8.0mm位で、入っていくプラグ側のネジ山のない部分の長さが6.0mmだとして2mm位の余裕があることが分かったので、安心してIUH27に交換できる。バイクのエンジンってみんなこうなってるのかな?何か規格があるんだろうけど。
何にしても適合表等でバイクに合わせて選んだ方が安心。今回はNAPSの適合表でIUH27がMC22に適合していることを確認しておいたので心配する必要はなかったんだけど、なにせこんなプラグを見たのは初めてなもので気になって。。。
プラグの準備
プラグ交換が面倒な車両でターミナルナットを外し忘れてエンジンに装着するとショックが大きいので、忘れないように今のうちに外しておく。
MC22のプラグ交換に使う工具
右のソケットがエンジンがかからない問題で使った何故持ってるのか不明な謎ソケット MC22純正プラグレンチ(89216-KT7-000で2021年9月にmonotaroから849円で買ってた履歴を発見。すっかり忘れてた)。左が今回アマゾンで見つけた799円のKALOLINNA スパークプラグレンチ 16mm。不明な謎ソケット純正は全長が長くて、プラグホールに居れたり出したりするときに上部がつっかえてスムーズにできなかった。アマゾンで買ったやつは全長が短いことと、首振りになってることでプラグホールからの出し入れが楽になるかもと期待して購入。
プラグを入れてみるとこんな感じ。マグネットはかなり強力なので落ちることは無さそう。
ラチェットを使うと、ラチェットのヘッドが大きいことが足かせになるかもしれない。その点、不明な謎ソケット純正プラグレンチは長い反面本体はスリムでメガネで回せることから狭いスペースには入れやすい。
それぞれ、プラグを締め込んだ状態でのヘッドカバーからの飛び出し具合はこれくらい。
なかなか時間が取れないのでプラグ交換はのびのびになってるけど早く交換したい。
2024/02/20 追記
プラグを交換した。