どんぶらアニマル さんぽ道

CBR250RR(MC22)とNSR80(HCO6)とAPE50(AC16)を中心とした備忘録。

CBR250RR(MC22)のステムベアリング交換:完了(したけど来週再調整)

昨日の続き。

アッパーレースの打ち込み

あまりにもすんなりと終ってしまったので写真撮り忘れた。
使った工具はこれ。
 
レースを入れる前にフレーム側、レースの外周共に薄くグリスを塗っておく。
エクステンションの細い方をレースの縁にあてがって、外周全体を叩いて垂直に入れていく。ここもガンガン叩かず、コンコン程度でゆっくり入れていく。
絶対に工具がレースのボールが当たる面に触れないように注意しながら進める。
 

アンダーレースの打ち込み

下は作業しにくいのでのんびり段取りをしてから始める。
古いレースをあてがって打ち込んでいく。そこで、古いレースだけを裏返して入れてみて、どこまで入れると古いレースが取れなくなるか確認する。
MC22のステムベアリングのアンダーレースの打ち込み2

そっといれてみたらここまで入れても大丈夫と分かった。

 
フレーム側と新しいレースの外周に薄くグリスを塗って、
新しいレースを落ちてこない程度に指で押し込んで、
MC22のステムベアリングのアンダーレースの打ち込み3

 

古いレースを裏返してあてがい、落ちてこないようにテープで軽く固定。
アッパー同様にエクステンションで古いレースの外周をコンコンと叩いて垂直に少しずつ入れていく。
MC22のステムベアリングのアンダーレースの打ち込み4


ここまではいったら古いレースを取り除いた。入った量は2mmくらいかな。

MC22のステムベアリングのアンダーレースの打ち込み5

 

新しいレースはこんな状態。
MC22のステムベアリングのアンダーレースの打ち込み6

 

あとはアッパーと同様にエクステンションでレースの外周全体を少しずつ入れながら進める。で、全部入った。そこまで入ると叩いた時の音が軽い音から重い音に変わる。外周全体の音が変わっていることを確認して完了。
MC22のステムベアリングのアンダーレースの打ち込み完了

ステムの取り付け

組付ける部品たち。
MC22のステムパーツ
 
ベアリングにグリスを押し込み、ボールをクルクル回してもっと押し込む。その後、レース、ベアリング共にもりもりにグリスを盛る。
MC22のステムベアリングにグリス塗布(アンダー)
 
アッパーも同様に。
MC22のステムベアリングにグリス塗布(アッパー)

ステムを差し込んで、クラッチワイヤーを下に通して落ちないようにする。これで手を放しても落ちなくなるので、アッパー側を組み立てていく。
MC22のステムの差し込み

アッパーのベアリングとレースを入れる。
MC22のステムベアリングの装着

ステムを下から押し込んで、ヘッドの中心を通してアッパーベアリングを本来の位置にセットし、隙間にグリスをもりもり詰め込む。やりすぎかも。。。
MC22のステムベアリングにグリス塗布

シールで蓋する。ここからはステムが下にずれないように支えながら作業する。
MC22のステムベアリングにシール装着

ステアリングアジャストナットを閉め込んでいく。この時、ステムが上下するとシールが浮いてパッキン部がフレームの縁に乗り上げてしまうことがあるのでシールの位置に気を付けながら締めていく。ロックワッシャー、ロックリングも通してるけど、上の方でフリーの状態。
MC22のステムベアリングにキャップ装着

ステアリングアジャストナットの締め込みは、ステムの動きを見ながら進める。上下のガタが無くなるとこまで締めたら左右のハンドルロック一杯まで何度も動かしてベアリングとグリスをなじませる。
で、写真は片手だけど、(バイクが倒れないように注意しつつ)両手で左右の両端を握って前後に強く動かし、コクコクと動く感触が無くなるまで占めこむ。正常であれば、そこまで締めてもハンドルは軽くスムーズに動くはず。
MC22のステムベアリングの締め込み

そこから更に締め込んでいき、ハンドルが重くなり始める前後あたりにする。ロックリングを閉め込む際にステアリングアジャストナット側も回ってしまうことがあるので、ハンドルを一番右に切った状態でフレームとステアリングアジャストナットにマーキングする。このマークがずれないようにロックリングを閉め込んでいく。
MC22のステムベアリングの締め込み2

締め込んだ。マーキングが少しずれたけど動きに問題が無いので良しとした。ロックワッシャーの位置がメーカの想定と合わなかった。ちょっとロックリングを戻すと合うんだけど、それだとステアリングアジャストナット側をフックで緩めると簡単に緩んだのこの位置でワッシャーはとりあえずの周り止めな感じに立てといた。
MC22のステムベアリングの締め込み完了

使った工具はこれ。フックレンチ2本。青いのはリアショックのレート変更用に買ったもので、赤いのは自転車用。どっちも今回の作業には使いやすいとは言えない感じだったけど、十分に役目は果たしてくれた。
MC22のステム装着工具

その他の組み立て

トップブリッジを仮止めして、フォークを付けて、タイヤを付けて、ブレーキを付けて、ネジの締め忘れの確認でおしまい。
 
この中で前回も苦労したのが、ブレーキホースのクリップのボルト締め。クリップが引っかかったり、ブレーキに引っ張られたりでボルトの位置が出なくてなかなか入らなかった。
MC22のフロントブレーキホースクリップ

フロントフェンダーもちょっと苦手。ぐにゃぐにゃに曲がってたフェンダー内のナットプレートを新品に交換したらボルトが入りやすくなったけど、ボルトを入れてるとナットが落ちたり、ナットがフェンダーの穴の位置とずれたりして。タイヤ付けた後でフェンダー付け忘れてるのに気づいたりするポンコツパターンもあって。。。
MC22のフロントフェンダー取り付け
元々、ボルトは長さが違うものが無理やりついていたので手持ちの長いボルトにナットを通して短くして使ってたけど、純正のボルトを入手したので交換した。
 
あと、オイル漏れを発見。1か月前にオイル交換したけどワッシャーは変えてなかったのでそこからにじんでるみたい。床には落ちてないので時々拭きながら次回のオイル交換でワッシャーを交換しよう。
MC22のオイル漏れ

ボルトの頭にオイルが溜まってる。

 

試走

今日は雨なので試走は明日。
トップブリッジのナットの本締めを忘れてる。これ書いてて気づいた。
MC22のステムベアリング交換完了

 

交換前はハンドルのセンターあたりにはまり込む場所があった。ハンドルから手をはなすと強い意志でその場所にはまり込もうとする。(動画は部品が無くて中断した前回撮ったものでホイールを外した状態)

 
交換後、真ん中の引っ掛かりが無くなった。左に切れてしまうのはエンジンにかけてあるジャッキの左右のバランスが撮影した時と変わって左に傾いてるのとケーブル類に引っ張られてるからっぽい。どの位置でもスムーズに動く。(ホイールを付ける前の動画を取り忘れたのでホイールが付いてる)

 

 
 
どうしても改善しなかった、ハンドルから手を離したときに右に寄っていく問題が解決しないかと淡い期待をしつつ明日の試走が楽しみ。
 
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