どんぶらアニマル さんぽ道

CBR250RR(MC22)とNSR80(HCO6)とAPE50(AC16)を中心とした備忘録。

CBR250RR(MC22)のキャブオーバーホールの続き その4 組み立て

 なんとか液ガスが除去できた前回の続き。やっと組み立てられる。 

MC22 CVキャブ 組み立て

用意するもの

・キースター燃調キット(FH-5294NSを2個、FH-5294NUを2個)
・フロート 16013-MV4-000 4個(高い!)
・サブエアジョイント 16024-KAZ-000 2個
・シリコングリス(ワコーズ SSG)

 Oリングは全て薄くシリコングリスを塗ってセットする。

 

フロート問題

お高いけどフロートも新品に。ピンも入ってます。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート
 
フロートにキースターに入ってるフロートバルブをセットして、
MC22 CVキャブ 組み立て フロート2
 
バルブをキャブ本体にそっと入れて、
MC22 CVキャブ 組み立て フロート3
 
ピンを入れておしまい。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート4

サービスマニュアルにはフロートレベルを確認するとある。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート サービスマニュアル
ん?ゲージの位置はメインジェットの位置となっているけど、メインジェットのどこ基準なのかわからない。絵的にフロートの一番高い部分に近い感じ。
 
まあ、こんな感じで測ってみる。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート高さ

んん?14.55mm。規定値は13.7mm。これでは油面が低くなる。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート高さ2

何が悪いのか?一旦、元からついてたフロート、ピン、バルブに戻してみた。見事に13.7mm。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート高さ3

で、いろいろ見ていたら、フロートバルブの高さが違う。
元からついてたバルブをセットしてみた。バルブシートから出ている部分の高さを測ると5.15mm。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート高さ4

キースターのバルブは5.55mm。フロートの始点付近で0.54mmもの差があるとフロートの部分の高さは結構変わってしまう。
MC22 CVキャブ 組み立て フロート高さ5

天下のキースター、スタータプランジャも意図的にオリジナルと違う作りにしているということだったので、多分オリジナルより良いという検証の裏付けあってのことだろう。このフロートでは調整のしようもないし、古いバルブは使いたくないのでキースターで行く。
 

ニードル交換

ワッシャーは元々ついていたのを使う。
MC22 CVキャブ 組み立て ニードル交換

ジェットニードルホルダのOリング交換

Oリングはキースターに入ってる。古いOリングがカチカチになっていて手では取れなかった。
MC22 CVキャブ 組み立て ニードルジェットホルダ交換
 

キャブ連結

各キャブの間に入る部品を並べとく。青いケースの上に4個ずつあるOリングはキースターになっている。これを使うとジョイントなどのOリングを全て新品にできる。ということでOリングは交換しながら合体する。1、2番、2、3番を繋ぐサブエアジョイント(黒い輪っか)は再利用できそうだけど新品に交換する。
MC22 CVキャブ 組み立て 連結1

1番に部品を載せて、
MC22 CVキャブ 組み立て 連結2

その上に2番を合体。その2番に部品を載せて、
MC22 CVキャブ 組み立て 連結3

3番を合体。その3番に部品を載せて、
MC22 CVキャブ 組み立て 連結4
 
4番を合体。4個を固定する2本のコネクティングボルトを締めて合体完了。
MC22 CVキャブ 組み立て 連結完成
 

バイスタータレバー取り付け

レバーのプランジャーを引く部分を各プランジャーの首に合わせ、
MC22 CVキャブ 組み立て バイスタータレバー
 
レバーの2本のネジにはワッシャーとスペーサ、レバーにはスプリングとスプリングワッシャーも忘れず。
MC22 CVキャブ 組み立て バイスタータレバー2
レバーがスムーズにスライドし、プランジャーが同時に動き出すことを確認して完了。4番だけ動き出しが遅かったのでレバーを曲げて合わせておいた。

今日はここまで。明日、燃料漏れチェックして問題なかったら載せ替えよう。
その5に続く。
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