前回のじわっとオーバーフローしていたキャブの修正をして点滴して放置していた続き。
やっと走り出せるかも。
今回もsh7045さんの
で予習。これでMC22特有のポイントを把握したので楽勝ななず。
用意するもの
・点滴・コンパウンド(ピカールが行方不明なのでワコーズ メタルコンパウンド)
・インシュレータ 16211-KAZ-000 4個
・サブエアクリーナーフィルタ 17254-KAZ-000 1個
・キャブとエアクリーナの間のOリング(純正は単品売り無し)
・バキュームゲージ(デイトナ 4連バキュームゲージ アタッチメント付き 44645)
オーバーフローチェック結果
4個ともカラカラに乾いていて全く漏れてない。
ということでキャブのドレインからガソリン抜いて、
同調でも点滴を使うので抜いたガソリンを点滴に戻す。いつもキッチンペーパを2重にした簡易フィルタで戻してる。で見てて思った。1年位前に携行タンクに入れたままにしてたガソリンなんだけど、レギュラーガソリンってこんな色だったっけ?
キャブをもっと組み立て
ファンネルやサブエアクリーナ、インシュレータ等をキャブにつける。
ファンネル(右上)、ロックリング(タングドワッシャー)とボルト(左上)、サブエアクリーナ(左下)、インシュレータバンド(下中央)はヤフオクで調達した中古品。インシュレータのバンドが楕円になってたり捻じれたりしてるもがあった。修正してインシュレータにセットする。
インシュレータの内側にうっすらシリコングリス塗っとく。エンジン側も。
インシュレータの出っ張り(エンジンとの勘合部)が下になるようにキャブにセット。
エアクリーナボックスの底をキャブに取り付けるんだけど、ロックリング(タングドワッシャー)のボルトは舐められまくってた。古いキャブのボルトから程度のよさげなのを選んで交換。
Oリングにうっすらシリコングリス塗ってキャブにセット。この OリングはガスケットセットA(16010-KAZ-000)に入ってるんだけど、キースターを使うとほかのOリングはいらないのに1セット1700円近くするので4個買うと6800円にもなる。なのでヤフオクで社外のガスケットセットを売ってる方にこのOリングだけ4個で売ってもらった。4個で2200円だった。
ボルトにねじロック塗る。攪拌が足りなかったのか、なんだか上澄みだけ出た感じで水っぽいなぁ。
ファンネルをボックス側にセットしてキャブに合体。ロックリング(タングドワッシャー)の爪は忘れないうちに倒しておいた方がいい。
実はファンネル入れ忘れてやり直した。ロックリング(タングドワッシャー)の爪折りした後で。。。
サブエアクリーナのフィルタをセット。
キャブにサブエアクリーナとアイドルアジャストスクリュー、燃料ホースを付けておしまい。
車両に合体
スロットルワイヤーの太鼓付近にグリス塗布。
車両側を養生してキャブにスロットルワイヤーを奥まで通す。引っかかってなかなか入らないけどうまく入っていくポイントがあるので良く見て裏から出るくらいまで通すと太鼓をセットしやすい。
太鼓を入れてワイヤーをセット
ワイヤーをキャブの前側に引き戻してステーにセット。
ワイヤーの張り調整はスロットルの握りがちょっとだけカタカタ動く程度の遊びを付けて固定。遊びは上側のワイヤーのロックナットで調整するので先に下側のワイヤーを固定しとく。調整中は人差し指でキャブを支点にしてアウターを引っ張りながらやるとやりやすかった。このやり方の場合はステーの左側のナットで調整する。
チョークワイヤーをセット。チョークワイヤーの車体側の取り回しは元の状態のままだけど正しくない気がする。ワイヤーのカーブがきつい。
上の写真で異様な存在感を示してるホースはブローバイ。パーツリストの図によると純正は15cmくらいで最短ルートでつながってる模様。なんでこんな遠回りな大蛇飼ってんのかな。純正に変えたいけど廃盤。どうしよ。。。アイドルアジャストスクリューを車両の左下からポロンと出して、
インシュレータの位置を確認しつつ、エンジンにキャブを合体。
インシュレータが奥まで入ったか横から確認。車両の右側(4番シリンダ)
車両の左側(1番シリンダ)からも確認。1、2番のはまってる部分が写ってない。。
長いドライバでインシュレータのバンドを締める。
同調
点滴も繋ぐ。点滴の位置が低いけど、吊るすところがないのでフィルタの燃料の残量を見ながら持ち上げることにする。チャンバーとフィルタに溜まってしまえばそんなに頻繁に持ち上げなくても大丈夫。
エアクリーナボックス、タンク、カウルを付けたら終了。
試乗
ドキドキ。
始動性はすごくよくなった。セル一発。
乗り出してみると音が違うことに気づいた。発売当時に友達が買ったCBR400やVFR400で衝撃を受けた綺麗に澄んだ音を思い出した。気持ちいい。
回転を上げてみる。うっ、3000回転を超えるところで失速。ボゴボゴと力ない音になって加速しない。失敗かぁと思いつつも原因を探るためにアクセルをゆっくり開いたり、がばっと開いたりといろいろ試してみる。チャンバーの燃料不足は無いはずなのにガス欠に似た感触。盛大に二次エアを吸ってるのか?負圧取り出し口の締め忘れか?とか思いながら1kmほど走ったところで急に元気になった!16000回転まで綺麗にふけあがるようになった。もっと回るけど夜も遅いのでここまで。何だったんだろう?
楽しくて3時間程走ってた。3000回転以下の音が揃ってよくなり、ちょっとだけ加速も良くなった気がする。3000以上も音は良くなってるのがわかるけど加速はわからない。変わってなくても十分すぎるからこれでいい。
ご機嫌でいつもの一服場で一服して帰ろうとしたらセルが回らない!バッテリ死亡?ジェネレータ死亡?レギュレータ死亡?
またがってつま先チョンチョンで5歩ほど進めて3速でクラッチミートするとあっさりかかった。始動性は超良くなってる。けどなんでバッテリが死んだんだろう。
30分ほど走って、もう一度始動を試したがセル回らず。クッと力ない音が一瞬するのでモータ自体は回ろうとしている。またつま先チョンチョンで始動。少しでも進んでれば超遅くても始動するのはありがたい。これならセルいらない?
さて、バッテリ問題はまた今度。